人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カマクラ号ファンクラブ 公式ブログ


カマクラ号とともに地球、そして未来を考えるブログ。NPO法人 日本ハワイアンカヌー協会のメンバーが発信しています。
by kamakurago
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

茂在会顧問 小田静夫先生による講演

茂在会顧問 小田静夫先生による講演_e0168690_21433227.jpg

タイガーさんをカヌーにまつわる伊豆の旅に導いたことで
知られる茂在寅男先生の日本茂在会よりご案内いただき、
国際縄文学協会の縄文特別セミナーに参加しました。

講師は東京大学総合研究所の小田静夫先生、講演タイトルは「スンダランドから縄文へ」です。 

島国・日本には先史時代以来様々な人たちが渡来しました。 
約3万5千年前頃に当時は地続きであった東南アジアの
スンダランドから、黒潮を利用して琉球列島の島づたいに、
九州南部に最初の集団が到達しました。

沖縄で出土した「港川人」の骨格はスンダランドの人々のそれと酷似しており、
両方の地域で「丸ミノ形石斧」が見つかっていることからも、
石斧で丸木舟を造り、海を往来していたことが明らかです。

縄文の人々は朝4時ごろには起床していたそうですが、
夜には星空を見上げ、精巧なスターカレンダーを持っていた
ということも知られています。

縄文人は海洋民族であったことは、明らかです。
弥生になり稲作を始めてから、人々はそれを忘れていって
しまった、と小田先生は話していました。

いっさいの計器を使わず、海を往来していた先史時代の人々。
会ってみたくなりました。
小田先生、ありがとうございました。(写真中央後ろの白いシャツの人)
茂在会顧問 小田静夫先生による講演_e0168690_2144826.jpg

by kamakurago | 2010-07-10 21:47
<< ラウハラワークショップ 締め切... LAUHALA WORKSHO... >>